……終わったと思ったのは、大きな間違いだった。
楔を引き抜かれ、ぐったりと手足を投げ出したクラピカの体は、しかし休息を許されなかった。
体中を、イズナビの舌が這い回るのだ。挿入した体勢では届かなかった部分すべてを舐め尽くすように。
色付いた胸先も、腕の内側も、臍も、太腿も、膝の裏も、それから。

「嫌だッ、嫌……!!」
「嫌がっても無駄だって言ったろ」

……足の裏や、足の指の間まで。

「そんな、ところっ、……汚い…ッ」
「へぇ、汚いって?」
「ひゃ……っ」

敏感な土踏まずをひと舐めされてから、ようやくの解放を受ける。
ホッとしながらも、唾液で全体を湿らされた足はムズムズする感覚が続いて、どこか もどかしい。

「次は、ココ舐めるんだけど。お前としちゃ、どっちの方が汚い?」
「………ッ!!」

指先でツンツンと示されたのは、クラピカの昂らされた熱い芯。
悲壮な顔で首を振るクラピカに対し、男は愉しげな表情を隠さなかった。

この後、口内で散々に嬲られたうえ、最も恥ずかしい白液を飲まれてしまったことは言うまでもない。

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Novel
'17.10.11